中信3市で子ども医療費の対象拡大 県制度も通院小3へ拡大
中信3市で子ども医療費の対象拡大
松本市、安曇野市、塩尻市は、現在15 歳(中学校卒業)までとしている子ども医療費助成制度の対象を18 歳(高校卒業)まで拡大する方針であることが明らかになった。いずれも今年4月からの実施を予定している。3市が拡大すれば、県内で入院外問わず18 歳又は20 歳までを制度の対象とする市町村は67 となる。安曇野市では、新たに就任した太田市長による所信表明の際、公約である子ども医療費の対象拡大について、実現に向け検討していることを明らかにし、それに続く形で松本市、塩尻市も対象を拡大することを表明した。
長野県来年度予算で子ども医療費助成の対象拡大を盛り込む
長野県は令和4年度予算の概算要求で、福祉医療費給付事業の予算を令和3年度当初予算の約42 億円から6億円増額し約48 億円を計上、これまで通院の場合就学前までだった子ども医療費の対象年齢を、小学校3年生までに拡大することが盛り込まれた。県制度の対象年齢の拡大は、協会も加盟する「福祉医療費給付制度の改善をすすめる会」がかねてより要望していて、わずかではあるが前進した。患者への負担は変わらないが、市町村の負担が軽減されるため、今後各市町村での制度の拡大・拡充が期待される。