本当の医療・介護崩壊はこれからやってくる 本田宏医師が長野で講演
県保険医協会が加盟する長野県社会保障推進協議会は2月6日の第21回総会で公開講演会を開催し、一般市民を含めて会場満席の150名が参加した。
講演は「本当の医療・介護崩壊はこれからやってくる」と題して、講師には本田宏医師(外科医、NPO 法人医療制度研究会副理事長)を迎えた。
本田氏は、多くの国民の意識を変え、政治の流れや医療制度を変えたいという思いで、済生会栗橋病院を定年退職後は全国各地で講演活動を行っている。
今回の講演でも得意のジョークを交えてユーモアたっぷりの口調で語りつつ、各種資料を紹介しながら医師不足など日本の医療現場が深刻な状況にあることを鋭く指摘した。日本の医療・介護を再生するには、政治の流れを変える必要であるとし、医療者と患者を含め国民各階層の「連帯」が大切だと強調した。