社会保障給付も聖域なく抑制 骨太の方針の素案

経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」の素案が6月13日の経済財政諮問会議に提出された。
素案では社会保障改革の基本として、医療、介護の給付は自然増も含め聖域なく見直し、徹底した効率化を明記した。都道府県の地域医療構想において適正な医療費水準や医療提供の数値目標を設定し、医療費適正化計画をすすめる、診療報酬改定に費用対効果の観点の導入、薬価改定の頻度見直しなど全体として社会保障予算の抑制策が盛り込まれている。 また、「規制改革等を通じて民間活力を発揮させ、健康関連分野における多様な潜在需要を顕在化させることで、経済成長の活力としていく」とした上で、保険外併用療養費制度の拡充、医療・介護等を一体的に提供する「非営利ホールディングカンパニー型法人制度(仮称)」の創設なども検討するとしている。第11回経済財政諮問会議 資料

医療情勢