感染拡大防止等の追加支援金(第三次補正)の概要が公表されました
無床診療所に対しては100万円を上限に行われた前回の第二次補正予算による感染拡大防止支援金の追加支援(長野県は1月末締切)として、第三次補正予算による「医療機関・薬局等の感染拡大防止等の支援」が決定し、2月3日付で要綱が示されました。
今回の支援金は(1)診療・検査医療機関では100万円、(2)病院・有床診は25万円+5万円、(3)無床診療所は25万円が上限となります。また、申請先は県ではなく、国へ直接郵送申請し、締切は2月28日(当日消印有効)とされています。(締め切りに間に合わなかった提出分は令和3年度に対応される予定とされていますが、現時点で詳細は不明)。なお、申請する全ての物品の支払い等が終了している場合は、領収書を添付して申請すれば、前回のような実績報告は不要となっています。
長野県の第二次補正による感染拡大防止対策等支援事業の交付状況は、厚生労働省の発表では1月31日時点で17件、15,617,000円と全国で最下位です。これは、長野県の申請方法が購入物品のそれぞれの品目を申請時に記載させ、最終的には実績報告をするにもかかわらず、申請段階で審査・交付決定するといった手続きをしているためです。今回の国への申請では、例えばマスク何枚何円、消毒液何本何円といったそれぞれの詳細な記載は不要で、需用費 何円 内訳にマスク●枚、消毒液●本など30文字程度で記載すれば良いため、申請方法は簡略化されています。支出見込で申請する場合も、申請自体が概算請求となっています。
(2021/2/9 修正)
1で申請した場合は、2又は3の申請はできません。
補助金額
医療機関の種別 | 上限額 | |
1 | 診療・検査医療機関として県の指定を受けた医療機関 | 100万円 |
2 | 病院・有床診療所(医科・歯科) | 25万円+5万円×許可病床数 |
3 | 無床診療所(医科・歯科) | 25万円 |
対象経費
令和2年12月15日~令和3年3月31日までにかかる感染拡大防止対策や診療体制確保等に要する費用。対象経費の概要は前回の二次補正予算による支援金と同様です。ただし、同一の物品等に対して重複して受給することはできません。申請期限
令和3年2月28日 (当日消印有効)必要書類
1、交付申請書 様式5 申請する経費の支出が全て終わっている場合 様式3 上記以外の場合 2、別紙 医療機関の基本情報、振込先、 科目ごとの費用の内訳(会議費、旅費、役務費、委託料、備品購入費) 3、厚生労働省への請求書 4、「診療・検査医療機関」として都道府県から指定を受けたことを証明する書類 (「診療・検査医療機関」100万円を申請する場合のみ提出が必要) 5申請する経費に係る領収書等の支出額が分かるもの(写し) (申請する経費の支出が全て終わっていない場合は不要。ただし、交付決定後に実績報告が必要となるため、保管しておく。) 1~3の書類は下記の厚生労働省のホームページからダウンロードできるExcelファイルにすべて入っています。厚生労働省
「令和2年度新型コロナウイルス感染症感染拡大防止・医療提供体制確保支援補助金」についてhttps://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_16443.html
提出先
〒119-0397 銀座郵便局留厚生労働省 新型コロナウイルス感染症感染拡大防止・医療提供体制確保支援補助金担当 宛 実施要綱 事務連絡 Q&A