6/6保険証の存続を求める国会内集会
6月6日、全国保険医団体連合会は衆議院第1議員会館で「保険証の存続を求める国会内集会」を開催した。全国の保険医協会・医会から会場200名、オンライン96名の約300名が参加し、長野県保険医協会からも宮沢会長、林、市川各副会長が現地で参加した。
冒頭、駆けつけた国会議員とともに保険証を残せアピールを行った後、日本弁護士連合会の野呂圭副会長、認知症の人と家族の会の鎌田松代代表理事、埼玉弁護士会の大塚信雄会長からそれぞれ連帯の挨拶がなされた。
保団連の竹田智雄会長は基調報告で、「マイナ保険証の利用率が低い今でさえ、医療現場には負担割合の相違や資格情報の無効などのトラブルがある。政府は患者さんにマイナ保険証をごり押しする台本まで用意し医療機関に利用促進を押し付けているが、強引な推進策で患者さんと医療機関の信頼関係が破壊されている。保険証廃止は国や保険者の責任・役割の放棄だ」と指摘。さらに「武見厚労大臣自身が『保険証は安心のシンボル』と認めている。そうであるならば保険証の存続をただちに決断すべき」とし、「『保険証を残せ』の声をさらに広げよう」と訴えた。
同日に県選出国会議員の議員室を訪問し、この間「クイズで考える私たちの医療2024」に寄せられた「マイナカードは安心できない」「個人情報の流出が心配です」などの意見を掲載した要請資料を議員や秘書に手渡した。また、長野県で集約した「現行の保険証を残してください」請願署名1,905筆は羽田次郎参議院議員、神津たけし衆議院議員を紹介議員として提出した。