第456回中医協総会 新型コロナウイルス感染症について議論

第456回となる中央社会保険医療協議会が開催され「新型コロナウイルス感染症に伴う医療保険制度の対応について」議論がされた。今回は新型コロナウイルス感染症の影響拡大の影響を受けオンライン会議での開催となった。 歯科診療における新型コロナウイルス感染症に伴う医療保険制度の対応について議論され、初診から電話等により診断、処方ができる旨の取り扱いが提案された。当該保険医療機関の受診歴の有無に関わらず歯科医師が診察可能であると判断し診察及び処方等を行った場合には、初診料として185点を算定、医学管理料として55点を算定できることが示された。同日付で事務連絡「歯科診療における新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」が発出された。具体的な算定方法については後日発出される事務連絡で示される。 医科では、在宅医療における新型コロナウイルス感染症に伴う医療保険制度の対応について議論がされ、臨時的対応として現状は電話再診では算定できなかった、在宅時医学総合管理料・施設入居時等医学総合管理料を算定可能とする提案があり了承がされた。 他、訪問看護ステーション、訪問薬剤管理指導における臨時的対応、特別措置 法に基づく臨時の医療施設における 診療報酬上の対応についてなど新型コロナウイルス感染症関連を中心に議論が行われた。

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