感染拡大防止等対策の経費を追加支援 第三次補正予算
2020年12月15日に、経産省の令和2年度第3次補正予算案が閣議決定されました。新型コロナウイル感染拡大防止等の支援に858億円、(2) 診療・検査医療機関の感染拡大防止等の支援に212億円が予算化されましたのでその概要を紹介します。(1)医療機関・薬局等の感染拡大防止等の支援以下の補助基準額を上限として実費を補助・ 病院・有床診療所(医科・歯科) 25万円+5万円×許可病床数・ 無床診療所(医科・歯科) 25万円・ 薬局、訪問看護事業者、助産所 20万円対象経費は令和2年12月15日から令和3年3月31日までにかかる感染拡大防止対策や診療体制確保等に要する費用 これは、第二次補正予算で無床診療所の場合100万円を上限としていた感染拡大防止等の支援金の追加支援策といった位置づけです。(2) 診療・検査医療機関の感染拡大防止等の支援対象医療機関:院内等で感染拡大を防ぐための取組を行う、都道府県の指定を受けた診療・検査医療機関補助基準額:100万円を上限に対象経費の実費額対象経費は令和2年12月15日から令和3年3月31日までにかかる感染拡大防止対策や診療体制確保等に要する費用従って、診療・検査医療機関の指定医療機関に対しては100万円まで追加支援するというものです。ただし、(1)と(2)はいずれか一方で申請することになるため、無床診療所の場合は診療・検査医療機関の指定を受けている場合は(2)の申請が有利ということになります。なお、今回の第三次補正予算では(1)、(2)ともに国からの直接執行とされている点が特徴です。長野県では第二次補正による支援金の締め切りは12月25日となっていますが、12月15日から来年3月末までに発生する費用については、第三次補正による補助の対象となります。来年の通常国会は1月18日に召集される見通しですが、政府・与党は1月中にこの第三次補正予算を成立させる予定と報道されています。
予算概要