6/1保険証廃止はありえない!国会内集会
6月1日、保団連が国会議員会館で国会行動を実施し、県保険医協会からは宮沢会長、林、市川各副会長が参加した。
衆議院第2議員会館では「『保険証廃止はありえない!』私たちの声を聞いて 国会内集会」が開かれた。保団連の住江会長は冒頭の挨拶で「オンライン資格確認によるトラブル事例アンケートに誤登録や資格確認不能等のトラブル事例が多く寄せられている。直ちに運用停止、トラブルの全容解明を」と訴えた。フロア発言の中では「資格確認ができない時の対応のため事務負担が軽減されない」など現場の困難事例が報告された。
当日は県選出国会議員を訪問し、下条みつ衆議院議員、神津たけし衆議院議員、杉尾秀哉参議院議員と面談した。長野協会で行ったオンライン資格確認によるトラブル事例アンケートの結果から、「オンライン資格確認システムを導入してからこれまでにトラブルがあった」とする回答が65.2%あり、そのうち「他人の情報に紐づけられていた」とする回答が2例あったことや、資格確認ができない事例など医療現場での実態を紹介し、拙速な義務化は行わないよう求めた。
マイナンバー関連法案は6月2日に開かれた参議院本会議で可決・成立したが、引き続き健康保険証の存続と法案の廃止を求め、取り組みを進めていく。
「保険でより良い歯科医療を求める請願署名」提出集会を開催
同日に「保険でより良い歯科医療を!!署名提出集会」が開催され、全国で集約された歯科署名169,724筆が積み上げられた。集会では各地・各分野から「歯科署名を患者さんに呼びかけると『少しでも負担が軽くなるなら』と応じてもらえた」という署名取組の報告や「歯周病安定期治療を毎月受けている患者さんから『治療代が高いから治療の間隔を延ばしてほしい』と言われた」などの実態が報告された。民医連の岩下副会長は閉会挨拶で「お口の健康は全身の健康と大きく関わっていることが広く知られている。国は自己責任論を強調しているが、歯科医療を受けることを含め、お口の健康を守ることは、基本的人権そのもの。これからもこの運動をさらに広げていきましょう」と呼びかけた。長野で集約された署名1,398筆は下条議員ならびに神津議員に紹介議員を依頼し、快諾された。