社保審で新たな患者負担増を議論

平成26年7月7日の社会保障審議会医療保険部会で「療養の範囲の適正化 負担の公平の確保について」として(1)紹介状なしで大病院を受診する場合の患者負担の在り方、(2)入院時食事療養費・生活療養費などの患者負担増加などを議論した。
(1)紹介状なしで大病院を受診する場合には3パターンの案が提示された。パターン1は保険給付部分のうち、初・再診料相当額を患者負担とする、パターン2は保険給付部分のうち一定額を患者負担とする、パターン3は保険給付額、一部負担金は従来どおりとし、それに加えて定額の負担を患者に求めるというもの。
また、(2)入院時食事療養費・生活療養費では見直しの論点として、(1) 在宅療養との公平を確保する観点から 入院時食事療養費(入院時生活療養費)をどのように見直すか。(2)現行の入院時食事療養費においては、食材費相当分を自己負担として求めているが、調理費相当分等についても、今後自己負担を求めていくべきかどうか。(3)自己負担を引き上げる場合、どのような者に配慮すべきか。の3点を挙げている。2014/07/07 社保審医療保険部会資料(抜粋)

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