中央社会保険医療協議会 総会(第368回)
中央社会保険医療協議会 総会(第368回)が開催され、資料は厚生労働省のホームページに掲載されている。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183536.html
調査実施小委員会からの報告ということで、第21回医療経済実態調査(医療機関等調査)報告がされている。資料によると平成27年度と平成28年度の事業年度の比較では一般病院全体の損益差額は▲3.7%から▲4.2%へと赤字が拡大、一般診療所全体の損益差額は14.0%から13.8%へと下がっている。
横断的事項(その4)については下記の3点が議題とされている。
1.医療従事者の多様な働き方支援・負担軽減
2.診療報酬における病床数の取扱い
3.地域の実情を踏まえた対応
1では専門性の高い特定の領域や夜間等の緊急対応の必要性が低いものについて複数の医師の組み合わせにより常勤配置とみなすことや看護師、管理栄養士、歯科衛生士、歯科技工士について診療報酬上の常勤要件を見直すことなどが検討課題としてあげられている。
また、診療報酬における病床数の取扱いの中では、紹介状なしの大病院受診時の定額負担を取り上げ、金額や対象除外範囲については据え置くが対象医療機関の範囲の拡大にふれている。